特集 新しいビニール傘ではじめよう!Re-Style !!

全国的に夏本番を迎え、各地で記録的な真夏日が続いています。そして、今年も全国各地でゲリラ豪雨などが発生しています。
梅雨の必需品だった「傘」は、これからもまだまだ手放せそうにありません。
ところで、この「傘」。大量に使い捨てられるなど、多くの課題を抱えていることをご存じでしょうか?

そこで今回は、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の生徒さんや来校中の高校生の皆さんにご協力いただき、イオンの新商品「トップバリュfururi」を通して、日頃の傘の使い方や考え方などを伺ってみました。

どんな「傘」を使っていますか?
「普段は折りたたみ傘を使ってます」
「大人が使っているようなしっかりした木の持ち手の傘を学校に置いてます」
「雨が急に降った時は、ビニール傘を買います」
突然、雨が降ってきたら?
「傘を持ってなかったら、濡れて帰る(笑)」
「学校かコンビニで雨宿りをするかな」
「ビニール傘を買います」
ビニール傘はいくらまでなら買ってもいいと思う?買ったあとは、繰り返し使ってる?
「500円まで」
「百均(百円ショップ)で買えるから、100円から300円かな」
「使ってる。でも、気づいたら壊れてることが多いかな」
「他の人に盗られることが多いよ。『別に名前書いてないからいいんじゃない?』って感じ」
「コンビニで傘立てに置いておいたらアウトだよね(笑)」
ビニール傘ってどれだけ使われているか、知ってる?
まず、日本人の傘の所有量は、一人平均3.3本で世界一。(※2014年(株)ウェザーニューズ社調べ)
年間の輸入量も、去年(2015年)1年間に輸入された傘の量が「1億3,185万8,100本」とされ、これも世界一です。(出典:財務省貿易統計 2016年)。
一方で、落とし物や忘れ物として届けられる傘の量は、去年(2015年)1年間だけで「43万294本」とされ、その多くがビニール傘と言われています。(出典:警視庁「平成27年度中遺失物取扱状況」)
「えー、そんなに!?」
「ビニール傘は忘れても取りにはいかないもんなぁ。壊れてると思うから」
壊れたビニール傘を再生や焼却処理するためには、手作業で分解しなくてはならず、コストの問題などからビニールやアルミ、プラスチックなどを分別することなく、そのまま埋め立てられることが多いとも言われています。
「確かに、分別とか大変そう」
「気にしたことなかったけど、量を聞いたら問題だと思った」
イオンの新しいビニール傘「トップバリュfururi」
そこで今回は、イオンが新しく開発したビニール傘、「トップバリュfururi」(以下、fururi)について、開発担当者のイオンリテール(株)西村類次さんからお話を伺いました。
「fururi」に込められた思い

イオンリテールの西村です。
皆さんの感想にもありましたように、ビニール傘は、手軽で突然の雨に大活躍する反面、強風ですぐ壊れてしまい、街中に捨てられることが大きな問題になっています。
またお客さまからも、「ビニール傘でも大事に長く使いたい」とか、「環境にやさしい傘はないかなぁ?」、「傘もその日の服装や気分で変えられたらいいのに」といった声をよくいただいていました。
そこで「ビニール傘=使い捨て」という意識を刷新できる傘を!と開発したのが、エコでファッショナブルな次世代のビニール傘「fururi」なんです。
次世代のビニール傘「fururi」の3つのポイント
Point1: 壊れにくく、ずっと使える。REDUCE(リデュース)

まずは、壊れにくいことです。
傘骨が樹脂でできているため、さびにくいほか、柔らかく折れにくいので、風でひっくり返っても元に戻ります。
丈夫で壊れにくいので、使い捨てをせずに長くご利用いただけるビニール傘として、リデュース(廃棄物の発生抑制)に貢献します。
Point2: 着せ替えでオリジナルの1本を!張り替えで長く大事に。REUSE(リユース)

次に、ビニール生地の"着せ替え"ができることです。
ビニール生地と傘骨に分解し、簡単に生地の張り替えができるので、自由にお好きな色や柄で組み合わせられるほか、ビニール生地が破けてしまっても、新しい生地に張り替えることで傘骨をリユース(再利用)して、長く使い続けることができます。
Point3: 資源を無駄にしない。RECYCLE(リサイクル)

最後にリサイクル(再生利用)です。
これは皆さんには直接の関係はないことかもしれませんが、傘を販売するイオンとして取り組む必要がある問題でした。
これまで、ビニールや金属部分については、分別や回収が困難とされていました。そこで「fururi」は製造工程で鉄材料の使用量を、一般的なビニール傘(ジャンプ仕様:約230g)に比べて、その約1/4(60g)に削減しました。
またパーツごとに分解できるので、廃棄する際に資源ごとに分別しやすいほか、ビニール生地には、一般的な石油由来のポリエチレンとは異なるサトウキビ由来のグリーンポリエチレンを一部使用するなど、リサイクル(再生利用)しやすい、新しいビニール傘となっています。
実際に使ってみてどう感じましたか?
「いつも買うビニール傘の値段は超えるけど、絶対にこっち(fururi)の方がいい!」
「壊れるとどんどん買い直しちゃうから、壊れないで張り替えられるならこの値段はOKだよね」
「傘骨が壊れない限り使い続けられるというのが一番いい。使い捨てはよくないから」
「リペアとかカスタムができるので、自分の傘って意識がもてるから楽しい」
「傘骨がピンクなの、ちょーヤバイ(笑)!カワイイ!」
「もっとカラーバリエーションがあるといいかも。リバーシブルの生地とか」
「着せ替え、けっこう簡単。好きな組み合わせもいろいろ考えられて楽しいね」
「傘骨壊れないの、マジすごい」
「生地の張り替え、最初は手間取ったけど、次はもっとスムーズにできそう」
「fururi」のネーミングは女子高生のアイデアから生まれました!
「fururi」という名前は、岡山一宮高等学校ユネスコ部の山崎紀奈里さんがつけてくれたものです。
「雨がふる」の"ふる"と「リサイクル」の"り"から成っており、「fururi」の生産地であるカンボジアの女性のふんわりとした笑顔という意味も込められています。
ですから、山崎紀奈里さんと同世代の皆さんに、「fururi」を気に入ってもらって、たくさんアレンジして、楽しみながら、大事に使っていただけると嬉しいです。
最後に、学生さんたちに、好きなビニール生地デザインに投票してもらいました!



詳細はこちらをご覧ください。https://www.topvalu.net/fururi_umbrella/
<取材協力>
イオン株式会社
イオントップバリュ株式会社
イオンリテール株式会社
学校法人 滋慶学園 東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校
①長傘 <無地>6種類 <プリント>8種類(4柄×各2色)
②張り替え生地 <プリント>8種類(4柄×各2色)
※張り替え生地は、プリントのみの展開です。
※傘骨だけの販売はありません。
※店舗によって、取扱いの商品が異なります。